結束バンドは、ケーブルなどを結束するために使われているプラスチックなどの合成樹脂で出来たものです。
現在ではホームセンターなどでも簡単に手に入れることができるようになっていますが、その構造は共通しています。結束バンドの構造としてはバンド部分とそれらを通して固定するヘッド部分で、バンドには細かな溝が掘られており、ヘッド部分に空いた返しの付いた穴に通して引っ掛けることで逆戻りを防ぐというものです。この逆戻りを防ぐことによって、しっかりと結束することができるというのが特徴になります。結束バンドのメリットとしては、構造が単純でまた一体成型によって大量生産ができるということが挙げられ、バンド部分とヘッド部分が一体となった金型に合成樹脂を流し込むだけで作ることができます。
このため、安価なものであれば1つあたり数円程度で作ることが可能です。一方で結束バンドといっても値段に違いがありますが、その理由としては使われている素材にあり、それらによって耐久性が変わってきます。一般的に売られているもので十分な結束力がありますが、高価なものとの違いとしては、耐候性や耐薬品性に違いがあり安価なものではそれらに弱く数年程度で耐久力が低下して力が加わることで千切れてしまうものです。このため使用する目的や環境によって、結束バンドも選ばなければなりません。また基本的には一度結束してしまえば外すことができないものですが、ヘッドを工夫して再利用できるものもあり、それらも通常のものと比べて価格が割高です。
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