イチオシ結束バンド

生産工場に設置されるフロントライン配線ダクトの概要

配線ダクトは今では会社や学校・公共施設のほか、一般家庭にも設置されるようになりました。電化製品の電源コードを目立たないように収納するだけでなく、各コードが絡まってショートをするのを防ぐという役割も担っています。この配線ダクトは、もともとは1950年代初頭の生産工場で採用された設備です。初めて導入されたのは自動車工場で、生産工場に設置されているダクトのことを「フロントライン配線ダクト」と言います。

フロントラインとは真ん中に設けるという意味があり、各工場の真ん中の位置となる天井に設置されています。現在も国内だけでなく世界各国の生産工場でフロントライン配線ダクトを目にすることができ、製品の組み立てに使用する電気ドライバーやエアーブラシ等の工具の電気コードを収納しています。このフロントライン式のダクトが天井に備わっているのは、各電化製品の可動領域に制限を設けないためです。天井の真ん中部分に設置をして各電気コードが吊り下げられる形となりことで、360度範囲に電化製品を動かすことが可能です。

生産工場だと一定の場所以外でも作業をすることになるので、可動領域が広くなる配線ダクトは打って付けの設備だといえます。フロントライン式は昨今では、医療現場でも採用されるようになっています。手術室やICUと場所は限定されていますが、各医療機器を効率良く使用できるので迅速な処置を可能です。今後も新たな現場で活用されるダクトになっていくことでしょう。

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