学校や会社・商業施設など、数多くのOA機器を設置してる場所には必ず配線ダクトが壁や天井に埋め込まれています。これらの場所で電源ケーブルが床に散乱していることがないのが、配線ダクトがあることを証明しているといえるでしょう。昨今では一般家庭にも普及しており、大手ハウスメーカーでは建設時に必ず壁にダクトを施工しているほどです。この配線ダクトは一般的な製品だと塩化ビニールの素材で作られており、柔軟性に長けています。
さらにUL規格という製品もありますが、これは耐久性を重視しているのが特徴です。UL規格とはノンハロ燃焼ポリプロピレンという素材で作られており、耐熱性・耐油性に長けています。さらに-2度~100度までの環境下でも使用することができる耐久性を有しており、ハードな環境下に設置されることを前提としている配線ダクトです。このUL規格製品はカッターを使用して切断することができず、設置をする場合は必ず各場所の採寸をしてからメーカーに製造依頼をしなくてはいけません。
オーダーメイド販売となり、各場所に見合った製品として取り付けることが可能です。設置場所として挙げられるのは製鉄工場・自動車生産工場のほか、レストラン等の厨房にも設けられています。高温になる場所でしっかりと収納している電気ケーブルを守るのに役立つ配線ダクトで、昨今では屋内だけでなく屋外に設けている太陽光パネルの電線の収納にも使用されるようになりました。