結束バンドはあらゆるケーブルに対応することができる便利品なので、一般的な戸建て住宅で利用する際にも、屋内は勿論のこと屋外でも利用できる事例は沢山あります。
屋内での使用ではあまり問題は起きてしまうことはありませんが、屋外作業で高所で用いる際には注意点があります。まずは、屋外の高所という事情から、何度も交換することは効率的ではありません。その都度苦労してしまうので対候性に優れている結束バンドを用いることは鉄則です。ナイロン66など優れた素材のタイプを使えば耐久面での問題は解消できます。高所作業ではベランダやバルコニーに設置するような場面では、危険性は殆どありません。屋根から外壁を通し、1階部分までケーブルを這わせるような使い方では、場所によって脚立を用意することが必要です。
住宅の構造次第では大きな脚立を使って、直線状に伸ばした状態で作業を行うことが一般的です。脚立を普段からお使いの方は熟知しているものですが、初心者の場合は表と裏の区別ができない可能性はあります。表と裏を間違って立ててしまうと十分な強度を得られない状態になり不安定なので非常に危険です。殆どの脚立で表と裏の表示は付けられているものなので、十分に確認をしてから上ることも欠かせない安全対策です。結束バンドは高い位置から順に結束していく方法がベストなので、最初は高所でも徐々に段は下がります。非常に長い脚立を用いて高い位置での作業を行っている段階では、脚立を抑えてもらえる人員を確保するとより一層安全です。段が下がると自然と安定をしていくものなので、事故の起きないように結束バンドを活用することは重要です。